診療内容
消化管に関しては食道から胃、十二指腸、小腸、大腸から肛門に至るまですべてに対応しています。
悪性疾患(癌など)が中心ですが、良性疾患にも対応し、また炎症疾患に対しては、緊急手術になる可能性のある患者に対しては、消化器内科と相談の上、外科が担当いたします。
肝胆膵疾患に関しては、膵がん、肝臓がんに対する膵頭十二指腸切除術や、拡大肝切除から胆嚢炎・胆石症の良性疾患まで幅広く対応しています。
ハイボリューム・センターに比べると高難度肝胆膵手術の症例数は少ないですが、術後合併症率や在院日数において遜色はありません。
また、鼠径ヘルニアなどの比較的短時間の手術では、手術室との連携により手術日の融通がかなり利くため、可能な限り患者さんの希望の日程で行えます。
各疾患に対する治療方針は、週2回の外科カンファレンスと、週2回の消化器カンファレンスにて決定しています。
大所帯でないため、消化器内科とはかなり密な関係を築けており、予定のカンファレンス以外でも、早急な治療指針が必要な場合には随時カンファレンスをひらき、迅速に診断・治療をしています。
特色として腹腔鏡下手術、当院では胆嚢摘出術だけでなく、早くから大腸がん手術、胃がん手術に対して取り入れており、その割合はかなり高いものとなっています。
腹腔鏡手術は、傷が小さいため、美容の面からだけでなく、術後の痛みも少なく、早期回復・退院が可能になり、患者さんにとってメリットの大きな手術です。
開腹手術と腹腔鏡下手術では、癌において予後は変わらないものとなっております。
また、それだけでなく、腹腔鏡のもつ拡大視効果により外科医にとっても、確実に安全にできる手術であると考えています。
しかし、安全性・根治性が最も重要であります。
術中に腹腔鏡での遂行が難しいと判断した時には、例えば周囲へ浸潤のある場合など、躊躇なく開腹手術への移行を行っています。
また、開腹歴のある患者さんに対しても、はじめから開腹手術をするのではなく、まず腹腔鏡で可能かどうかを確かめてから、手術を行っています。
それでも、腹腔鏡の完遂率はかなり高い数字を残しています。
また、8年前より、単孔式腹腔鏡下手術を取り入れています。
穴1つ(臍部)で手術を行います。
虫垂炎、胆嚢炎からはじめ、今では大腸手術においても、無理のない程度で行っています。
今では、胆のう・虫垂炎の手術では、ほとんどが単孔式となっております。
もう一つの特色として、緊急手術があります。
24時間365日対応しています。
患者さんの痛みを少しでも早くなくすために、手術が最善と考えられたらいつでも対応可能な人員を配置しています。
年間約100件の緊急手術を行っています。
医師紹介
外科部長 兼 院長補佐 兼 入院・外来診療部統括括部長 兼 救急部長 兼 乳腺外科部長代理 兼 医療安全管理室長 兼 総合診療部長
寺谷 直樹 てらたに なおき
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認定資格 |
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消化器外科第2部長
隅田 仁 すみだ ひとし
専門分野 |
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認定資格 |
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消化器外科部長 兼 感染管理室長 兼 消化器センター長
井上 立崇 いのうえ はるたか
専門分野 |
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認定資格 |
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医師
井ノ口 健太 いのぐち けんた
専門分野 |
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認定資格 |
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外来担当医表
月曜日 | 火曜日 | 水曜日 | 木曜日 | 金曜日 | |
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午前 | 寺谷 直樹 (交代制) |
隅田 仁 (交代制) |
寺谷 直樹 (交代制) |
井上 立崇 (交代制) |
井ノ口 健太 (交代制) |
午後 | ー | ー | ー | ー | ー |
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