中央リハビリテーション部

中央リハビリテーション部

ご挨拶

特色

中央リハビリテーション部は理学療法士12名、作業療法士5名、言語聴覚士2名が従事しており、入院・手術直後から積極的なリハビリを実施しています。
また勤労者の方には必要に応じて、職場復帰に向けたリハビリ支援を行っています。

基本方針

  • 急性期からのリハビリを積極的に実施。
  • 患者様のご意見を尊重したリハビリの実施。
  • 勤労者の健康増進・早期職場復帰の支援。
  • 勤労者の健康支援
    特定保健指導活動、勤労者支援
  • 教育
    部内勉強会、若手・中堅勉強会
  • 療法士卒前教育・研修
    理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の養成校の臨床実習施設としての教育

施設基準

  • 脳血管疾患等リハ(Ⅰ)
  • 運動器リハ(Ⅰ)
  • 呼吸器疾患リハ(Ⅰ)
  • 廃用症候群リハ(Ⅰ)
  • 心大血管疾患リハ(Ⅰ)
  • がん患者リハ(Ⅰ)

業務内容

対象疾患

整形外科疾患・脳血管疾患・呼吸器疾患・心大血管疾患・がん・嚥下障害など幅広い分野で、必要性に応じたリハビリを実施しています。
当院のリハビリの特徴として、入院・手術直後から積極的にリハビリを実施することで、早期離床、機能低下予防・改善を目指しております。

  • 脳卒中(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血)
  • 脳外科疾患(脳腫瘍・頭部外傷など)
  • 運動器疾患(人工膝・股関節置換、上肢骨折、下肢骨折、脊椎疾患など)
  • 呼吸器疾患(間質性肺炎、気管支喘息、COPD、肺炎など)
  • 心・循環器疾患(冠動脈バイパス術後、弁置換・弁形成術後、心不全など)
  • その他 嚥下障害、上下肢切断、廃用症候群、がん、など

理学療法

理学療法では、発症直後や術後早期からリハビリを開始し、運動療法によって筋力や可動域などの運動機能や呼吸・循環機能の改善を図ります。
さらに寝返り・起き上がり・座位・立位・歩行などの基本動作を獲得し社会生活への復帰を目指します。

理学療法

作業療法

作業療法では、早期離床、廃用予防、身体機能改善を図ります。
また、ADL動作(食事動作やトイレ動作、更衣動作など)・I-ADL動作(家事動作など)の獲得を図ります。
当院では、職場訪問などの復職支援も行っています。

作業療法士

言語聴覚療法

言語聴覚療法では、主に成人患者のコミュニケーション能力の改善のための言語訓練と、食の楽しみを取り戻すための摂食嚥下訓練を実施しています。
多職種と情報共有し「ことば」と「食事」という人間の本質を取り戻し、自分らしい生活を送っていただけるよう支援しています。

言語聴覚士

各部門における診療科別実施件数(令和5年度)

診療科別リハビリ実施件数

診療科 件数 割合
脳神経外科 17,873 36.5%
整形外科 10,624 21.7%
呼吸器内科 8,274 16.9%
消化器内科 3,623 7.4%
循環器内科 3,048 6.2%
心臓血管外科 2,158 4.4%
リハビリ科 1,293 2.6%
泌尿器科 847 1.7%
形成外科 627 1.3%
外科 240 0.5%
神経内科 140 0.3%
総合内科 126 0.3%
内科 71 0.1%
乳腺外科 48 0.1%

資格等

  • 三学会合同呼吸療法認定士
  • 心臓リハ指導士
  • 日本摂食嚥下リハ学会認定士
  • 福祉住環境コーディネーター2級
  • がんリハ研修修了者
  • 復職コーディネーター兼研修修了者
  • 臨床実習指導者講習会修了者

その他の活動

学会発表 リハビリテーション医療に関する様々な分野で研究・報告し自己研鑽しております。

平成30年度

  • 日本職業・災害医学会
    「脳卒中の職場復帰支援患者におけるセルフ・エフィカシーと疲労感およびQuality of Lifeの関連性」
  • 日本静脈結腸栄養学会学術大会
    「脳血管疾患発症時及び退院時における栄養経路について」

令和元年度

  • 日本職業・災害医学会
    「出張型特定保健指導対象者における身体的疼痛の有無が指導結果に与える影響について」

令和2年度

  • 日本職業・災害医学会
    「職場復帰に向けた脳卒中後の疲労感軽減への取り組み―リラクセーションを用いて―」
    「当院における脳卒中患者の職場復帰に影響を及ぼす要因」

令和3年度

  • 静岡県理学療法士学会
    「当院の出張型特定保健指導における身体的疼痛保有者の特性について」