病院長あいさつ

病院長あいさつ
浜松ろうさい病院  院長浜松ろうさい病院  院長

独立行政法人 労働者健康安全機構
浜松ろうさい病院 院長

江川 裕人Yuto Egawa

浜松ろうさい病院ホームページを訪れていただきありがとうございます。

浜松ろうさい病院は1967年に労働災害や職業病治療を主目的として設立されました。2010年に免震構造を持つ安全で広くきれいな病院に建て替わり、地域の全ての皆様の全ての疾患に対し高度な専門医療を提供する地域の中核病院に生まれ変わりました。そのような気持ちから、「労災」を「ろうさい」とひらがなに改めました。

この10年で、消化器や呼吸器や整形外科だけでなく心臓や大血管などの循環器領域および脳血管領域の診療科と麻酔科の質的・量的増員で高度医療が充実しました。令和5年度はCTスキャンと内視鏡的粘膜切除術の機器更新を行い、令和6年度にはハイブリッド施設も完成します。救急医療では、市内の二次救急輪番制に参加して、職員一丸となって対応することで病床あたり救急搬送件数は市内7病院中で最大数になっています。

しかしながら、令和6年6月から始まる医師の働き方改革による医師の労働時間の短縮と国が進める地域医療構想による在院日数制限強化により、救急患者の受け入れ制限や短期間の入院に対応するための患者さんや家族の負担が増えることが懸念されます。

高齢化が進む浜松の地域医療を守っていくためには、医療スタッフを増員し地域の回復期リハビリ病院や在宅療養支援施設や介護施設の皆様との連携を強めることが必要です。

私は令和5年4月に当院の院長として浜松に参りました。院内、院外の医療関係者、地元の皆様に支えられ1年が過ぎました。優しい浜松の人たちが本当に好きになり、なんとしてでもこの地の医療を守ろうと決意しています。

この4月に、多くの診療科、看護部、医療部門、事務部門に新しい元気なスタッフが加わりました。「仁愛の病院―ヒューマニズムとアカデミズム」の理念のもと、「地域の住民に信頼され愛されるアットホームなハイクラスの病院」になることで、「患者さんも病院職員も幸福になる施設」を目指して参ります。

どうぞよろしくお願い申し上げます。

2023年4月

院長略歴

  • 1982年京都大学卒業
  • 1993年京都大学大学院医学博士
  • 2002年京都大学移植医療部准教授
  • 2009年岐阜歯科大学附属村上記念病院外科教授
  • 2011年東京女子医科大学消化器一般外科教授
  • 2023年浜松ろうさい病院 院長