診療内容
当院では2007年10月に外来化学療法室が新設され、外来化学療法実施が中央化されました。
2011年度より「がん化学療法安全管理委員会」では安全で確実に薬剤が患者に投与されるための手法・レジメンを議論するとともに、医療従事者の抗がん剤からの暴露を防御・予防するための医療安全も議論しマニュアル化し規定して来ました(血管外漏出マニュアル・化学療法薬剤暴露時の対処マニュアル作成)。
また、年に1-2回の病院全職員を対象とした化学療法に関する勉強会・講演会を開催しています。
外来化学療法部は様々な診療科が関連している横断的がん治療の実践の場であり、種々の悪性腫瘍の化学療法を行っています。
化学療法施行数は2012年度は年間513人だったものが2015年には年間1000件を超えており、増加の一途を辿っているため常に確実な手法およびエビデンスに基づいた安全な化学療法実施に努めています。
外来化学療法室にはベッドおよびチェアが設備されており、化学療法中の患者が快適に過ごせるように心掛けています。
患者の変化には常に気を配り変化があれば主治医に報告し対応している他、化学療法施行ルートの問題(血管外漏出や穿刺針の問題や血管炎等)が発生した際にも前述マニュアルに従って早急に対応可能です。
薬剤部では、初めて治療を開始する患者に対してパンフレットを用いて治療スケジュールや副作用などの説明を行っています。
2回目以降も薬剤の効果や副作用の確認など行っています。
また外来化学療法部では、栄養科やNSTによる患者の必要栄養素の食事指導や栄養補助食品のサポートをする試みが実施されており、入院化学療法ではリハビリテーション科によるがんリハビリテーションを並行実施し、筋肉量を低下させないための運動療法なども実践されています。
がん治療を受ける患者の不安やサポートをするために、認定看護師による緩和ケア・乳がん看護師外来およびソーシャルワーカーを中心とした企業と病院の橋渡しを目的としたがん治療就労両立支援など、がん治療を受ける患者に寄り添ったサポート体制の充実を図っています。
医師紹介
部長 兼 化学療法科部長
小堀 豪 ごぼり ごう
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