心臓病の話『狭心症・心筋梗塞について』
- ●はじめに
- ●急性心筋梗塞・狭心症について
- ●急性心筋梗塞・狭心症の症状
- ●急性心筋梗塞・狭心症の診断・治療
- ●予防対策
(1)はじめに
狭心症、心筋梗塞などの虚血性心疾患はがんや、脳卒中とともに死亡原因の上位を占めています。
40歳代、50歳代の働き盛りの男性に多くみられ、また突然発症することもあります。
狭心症や心筋梗塞になると長期間の入院治療や、継続的な通院が必要となります。
また生活、仕事の面で制限を受けることもあり、職場復帰の上で大きな問題となります。
厚生省も狭心症のような成人病を「生活習慣病」と言い改めようとしています。
不適切な食生活、運動不足、ストレスといったものが虚血性心疾患のリスクとなるわけで、
生活習慣の改善を心がけることが予防につながると考えられます。
毎年職場では定期健康診断が行われるわけですが、自分の肥満度、
血圧、コレステロール値、尿酸値をもう一度みなおして下さい。
食事は偏っていませんか?肥満はありませんか?血圧は正常ですか?運動をしていますか?睡眠は十分にとっていますか?
長い間の生活習慣となっているために、改めるにはかなりの努力が必要です。
生活習慣を改めることが狭心症、心筋梗塞の予防に必要なことを重ねて強調したいと思います。