病院長あいさつ

院長 鈴 木 茂 彦
浜松ろうさい病院ホームページを訪れていただきありがとうございます。
当院は、1967年に労働災害や職業病治療を主目的として設立されましたが、現在は、勤労者医療のみならず、すべての疾患に対し高度な専門的医療を提供する、地域の中核病院に生まれ変わっています。
私は医師になって間もない頃、当院に勤務しました。当時は高度成長期で外傷や熱傷患者が次々に来院されましたが、病院のスタッフが一丸となってチーム医療にあたっていましたので
都会の救急医療センターに負けない治療成績が得られていたことを今でも誇りに思っています。現在は建物が新しくなり、病院の存在意義も変わりましたが、最先端の医療を提供しながらも、
患者さまにはもちろん、スタッフにとっても「アットホームで心地よい病院」であり続けたいと思っています。
昨年は入院・外来患者数、救急患者受入数が大幅に増加し、今年度の静岡県救急医療功労知事表彰を授与されました。当院が地域の皆様方の信頼を得ている証だと、感謝しております。
今年に入ってからも専門外来の充実を進めています。また4月には専任の地域医療連携室長を任命しましたが、新型コロナウイルス感染(COVID-19)が拡がったため、活動が制限されました。
幸い9月以降感染状況が落ち着いてきていますので、細心の注意を払いながら地域の医療・介護関連施設との連携を強化したいと思います。
また地域の皆様に最新の医療情報をお伝えするために、密な接触を控える工夫をした上での市民公開講座再開も検討しています。
今夏の浜松は、新型コロナウイルス禍に加え、日本歴代最高気温タイとなる41.1℃を記録するなど大変でしたが、これから先、平穏であることを願っています。
今後とも当院に温かいご支援のほどよろしくお願い申し上げます。
2020年9月
院長略歴
1977年 | 京都大学医学部卒業 |
1978年 | 静岡ろうさい病院(現・浜松ろうさい病院)形成外科医師 |
1987年 | 京都大学大学院卒業 医学博士 |
1994年 | 京都大学医学部形成外科助教授 |
1999年 | 香川医科大学形成外科学教授 |
2003年 | 京都大学大学院医学研究科教授(形成外科学) |
2018年 | 浜松ろうさい病院 院長 |
現在に至る | |