病院長あいさつ

    院長 鈴 木  茂 彦


4月より院長に就任しました鈴木茂彦です。

浜松労災病院は昨年開院50周年を迎えましたが、私は開院11年目の1978年4月から2年6か月間、 労災病院初代の形成外科常勤医として勤務していましたので、実に37年半ぶりに労災病院に戻ってきました!!

当時の記憶は今でも沢山脳裏に残っています。特に印象に残っているのは重症熱傷の患者さんの患部の処置に際し、 看護師さんが一斉に集まって協力してくれたので、手順良く処置を進められ患者さんの苦痛を減らすことができ、 全国の熱傷専門センターに引けをとらない治療成績が得られたことです。 その他、当時珍しかった自家組織による乳房再建手術に成功したことや、 「赤あざ」治療用の最先端のレーザー機器を日本で2番目に導入して治療開始したことがSBSテレビのニュースで放映されたことです。

重症熱傷の治療では医師、看護師だけでなく、 薬剤師、放射線技師、臨床検査技師、理学療法士、作業療法士、管理栄養士などを加えたチーム医療の重要性を実感しましたが、 このことは熱傷治療だけに限らずすべての疾患の治療に当てはまります。 診療科、部門、職種の分け隔てなく一緒になって患者の治療にあたるのが浜松労災病院の原点であり、 病院の理念である「仁愛の病院」につながるものと思います。 有井前院長が強調されていた地域医療への貢献や救急医療の充実は最も重視すべきことだと考えています。 ヒューマニズムの土台の上でさらにアカデミックであることも目指しており、最先端の治療を提供できる「仁愛の病院」にしたいと考えています。 研修医や専攻医、若手医療職の皆さんに対する教育を充実することも重要な使命です。

2010年秋に病院建物は新築され、私が以前勤務した労災病院とは見違えるように奇麗になり内部は広々としています。 私の医師生活最後の仕上げとして、私を一人前の医師として育ててくれた浜松労災病院が、今後もさらに地域に貢献できるように尽くしたいと思っています。 何卒よろしくご指導のほどお願い申し上げます。

平成30年4月


院長略歴

1977年3月 京都大学医学部卒業
1977年4月 京都大学医学部附属病院形成外科医員
1978年4月 静岡労災病院(後に浜松労災病院に改称)形成外科医員
1980年9月 京都大学医学部附属病院形成外科医員
1987年3月 京都大学大学院医学研究科博士課程修了(医学博士)
1987年4月 京都大学医学部附属病院 形成外科助手
1978年6月 兵庫県立尼崎病院形成外科医長
1989年6月 京都大学医学部形成外科講師
1992年10月 同 助教授
1999年11月 香川医科大学形成外科学教授
2003年1月 京都大学医学研究科形成外科学教授
2018年4月 独立行政法人 労働者健康安全機構 浜松労災病院長
  現在に至る
 
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