開放型共同診療 |
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開放型共同診療開始にあたって | |
浜松市医師会の先生方には、平素、格別の御厚情と御配慮を賜りまして、誠に有難く厚く御礼申し上げます。 既に、第9部会の先生方とは、日常の患者診療に際しまして数多くの患者を御紹介賜り、 懇親会等の場でも親しく交流を深めさせていただいて参りましたが、この度、開放型病院として共同診療を開始させていただきたいと思います。 当・浜松ろうさい病院は、静岡県における勤労者医療中核病院として昭和42年4月に開設され、勤労者医療の推進に盡して参りました。 幸い、我国の労働安全衛生対策の奏効によりまして、労災患者は激減致しましたものの、社会の少子・高齢化の影響を受け、 労働者自体の高齢化による脳・血管有所見者の激増もあり、健常な労働力の維持は我国の労働行政の喫緊の課題となりつつあります。 新たに制定される肥満・高血圧・糖尿病・高脂血症等いわゆる死の四重奏予防に対する労災保険給付等はその一環と申せましょう。 当院は、勤労者脳・循環器病センター、勤労者リハビリテーションセンターを併設し、勤労者医療と共に、救急医療、地域医療に特に力を注いで参りました。 医局・医師、看護師・看護婦をはじめ職員一同は、開院以来の病院の理念-仁愛の病院、ヒューマニズムとアカデミズムを実践致すよう、 高い水準の医療と親切な暖かい看護を常に心がけております。 開放型病院共同診療に当たりましては、医師会の先生方の御指導をいただきながら前向きにすすめさせていただきたいと願っております。 もちろん、多くの面で試行錯誤もあり、御満足いただけるレベルまでには、最初からはとても到達出来ないと存じますが、 医師、看護師、職員一同誠意を以て「明るく、楽しく、たくましく」すすめますので、 何卒、ご遠慮なく御意見をいただきながら、共に歩んでいただけますよう心から御願い申し上げます。 |
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浜松ろうさい病院 院長 江川 裕人 |
開放型とは | ||
当院は、開放利用に係る施設基準を取得した開放型病院です。 診療所の先生(かかりつけ医)と当院の医師との間で患者さまの情報の共有を図り、積極的な病診連携(病院←→診療所)を進めています。 |
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共同診療とは | ||
当院にご紹介いただいた診療所の先生(かかりつけ医)が、当院においでになり、当院の医師と共同で診療、指導等を行うことです。
なお、共同指導を行う場合は、診療所の先生が事前に共同指導をする旨説明することになっています。 |
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共同診療でご留意いただくこと | ||
共同指導が行われた場合は、診療所と当院の両方から共同指導料が請求されます。当院に入院中でも診療所から請求書が送付されます。 |